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2011年6月 2日 (木)

11.06.01 柱谷GM 緊急3者会談後

勝利のために全員で闘う(柱谷GM)

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5月28日の新潟戦では1-0とリードしたものの、後半に追いつかれ引き分け。巻き 返しの期待が掛かったリーグ戦ホーム3連戦は3引き分け、奪った勝ち点は3だった。Jリーグ第8節を終え、1勝3分4敗という厳しい結果について、試合 後、柱谷GMは「われわれは皆満足していない」ことを強調した。新潟戦翌日には3時間以上にわたり橋本代表、柱谷GM、ペトロヴィッチ監督でミーティング を行った。GMは「チームをいい方向に向けていくためのミーティング。これから反撃していくのにいい話し合いができた」と話した。
リーグ戦の1/4を終え、週末からはヤマザキナビスコカップが始まる。ここまでの戦いと今後について、オフィシャルメディアが柱谷GMに聞いた。

柱谷GMインタビュー

Q.ここまでの成績について

リー グ8戦を終え1勝3分4敗、首位と勝ち点13差という状況に、われわれは皆納得していません。ファン・サポーターの皆さんも、誰もが満足できない結果だと 思っています。監督が変わって多少チーム戦術を理解するのに時間がかかることはありますが、この時点で首位と13ポイント差はかなり大きなものです。選手 個々のポテンシャルから見ても、このような順位ではいけません。早急に改善し、チームを上向かせないといけないと思っています。

Q.現状のチームをどのように見ていますか

チー ム内でのコミュニケーションという点では、トレーニング前のミーティングでも、ピッチ上でも、更に監督との個人面談などを通じても、監督と選手たちは非常 にいいコミュニケーションが取れていると思います。選手からもいろいろな意見が出るようになり、それを実際にトレーニングに取り入れ、試合で改善できるよ うに取り組んでいます。
トレーニング方法についても、通常のトレーニングに、野崎トレーナーの指導を組み込むなどした結果、昨年に比べケガ人も少なく、コンディション的にもいい状態を保てていると思います。

ペトロヴィッチ監督は、自身の理想のサッカーという部分に加え、選手の特徴を最大限に生かせるよう、新潟戦からシステムを4-3-3から4-4-2に変更するなど、いろいろな意見を聞きながら、最終的に監督の判断でチームを改善してきています。

監 督、選手は、メディアとの関係やホームタウン活動、ファンサービスという点においても、昨年以上に円滑にコミュニケーションを取っていると思います。アカ デミーとの連携というテーマにおいても、キャンプや練習試合にアカデミーの選手を参加させ、監督自らもアカデミーの練習に出向くなど、積極的に取り組んで います。
ペトロは常にチームをいい方向に向けるために、全力で仕事に取り組み、惜しみなく力を注いでくれています。先日も橋本代表、ペトロと長時 間にわたり、課題と改善点などについて話し合いました。改めてペトロの考えをじっくり聞き、現在のチームの状況を見て、チームは必ずよくなっていくと確信 しています。

Q.今、レッズはどのような戦い方を理想としているのでしょうか

一つの理想としては、名古屋戦のような戦い です。チーム全体がコンパクトな陣形で、ボールを取ったらゴールに向かって積極的に速く攻めるということです。昨年のように、ボールを保持していながらな かなか前へ進めない、というようなサッカーではなく、素早く攻めるサッカーが理想です。

戦術的な部分について多くはお話しできませんが、 現状は、いい位置でボールを奪うことができていない、攻撃のスピードが遅いなどの課題があります。改善するには、全体がもっとコンパクトな陣形で戦わない といけません。ディフェンスラインとオフェンスラインの距離を短くしてコンパクトさを保ちながらゲームを進められるようにしようと、監督とも話していま す。

Q.週末からヤマザキナビスコカップも始まります。今後の戦いについては

ヤマザキナビスコカップは、初戦からトーナメント方式に変更になり、最初から結果が求められる戦いになります。
僅差のゲームではセットプレーで流れが変わる試合もありますから、そのセットプレーにおいては、攻守両面で更に改善していく必要があります。また、当然対戦相手もレッズを研究してくるので、それを想定した戦術も必要になります。

今 のチームが自信を取り戻すために、勝利に勝るものはありません。勝利のためにすべてを尽くして絶対に山形戦で勝利を収めること。そしてそのいい流れでリー グ戦に臨みたいです。今は先を見るよりも、目の前の試合を一戦一戦しっかり戦い、勝利することが大事だと思っています。

今、チームはもが き、苦しんでいるのも事実です。監督、スタッフ、選手、みんなが責任を感じ、本当に勝ちたいと思って取り組んでいます。時にはそれがプレッシャーになり、 プレーに影響を与えてしまっている面もあると思います。こういう時こそ、チーム全体が成長する時です。この壁を乗り越えれば、チームが大きく成長できると 信じています。サッカーは本来楽しむものです。監督、スタッフ、全員の選手と力を合わせ、この状況を乗り越え、それが楽しさに変わるようにしていきたいで す。

Q.ファン・サポーターの皆様にメッセージを

いつも熱いサポートを本当にありがとうございます。ファン・サポーターの皆様には、言葉に出来ないほど苦しく、悔しい思いをさせてしまっていると思います。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし、ファン・サポーターとクラブが一緒になって、この状況に立ち向かい、乗り越える、それこそが、浦和レッズだと思います。ファン・サポーターの声が監督、スタッフ、選手の力になります。
これからも私たちは全力で闘い抜きます。
ファン・サポーター・監督・スタッフ・選手、浦和レッズ全ての力を結集し、一緒に勝利を掴み取りましょう。

11.05.29 ペトロヴィッチ監督 緊急三者会談後

「難しい時期だからこそ、全員が一緒になって戦う」ペトロヴィッチ

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昨日の新潟戦では先制点を奪い1-0とリードしたものの、追加点を奪えず、後半に追 いつかれ、引き分けに終わった。一夜明けた今日(29日)、大原サッカー場クラブハウスで、橋本代表、柱谷GM、ペトロヴィッチ監督が現在のチームの課題 や改善点などについて3時間半にわたりミーティングを行なった。

ミーティング後、橋本代表は「幅広くいろいろな問題点、改善方法などにつ いて話し合った。3人とも今の成績には満足していない。我々は、出来うることを全力でサポートしていく」と話した。柱谷GMは「この4ヵ月間を振り返って 良かったところと悪かったところなどを話した。こういう時こそしっかりチームをサポートしていきたい」、ペトロヴィッチ監督は「何を話したかというのは、 もちろん話せないが、ここでの仕事については、練習の 雰囲気、練習の姿勢、クラブの人たちとのコミュニケーション、すべてが素晴らしく、たのしく仕事をさせてもらっている。唯一勝ち点だけが満足でき ない。試合の中で、良い時と悪い時の差が出てきているのでそこは考えなくてはいけない」とコメントした。

トレーニングマッチ vsヴァンフォーレ甲府後 ペトロヴィッチ監督は次のようにコメントした。

(直輝が90分出場したが?)
「今 日のようにたくさんシュートが撃てるところに入っていくことを強調し、ケガのないように大人のプレーをすること、そして今日のプレーのように、自分のポジ ションで求められているプレーをすることです。右に入ったのであれば、中に入ってシュートを撃つのも良いですが、それが終わったら 自分のポジションに戻ってしっかりと仕事をすることが大事です。広瀬コーチは直輝がユースのときから知っています。直輝とよくコミュニケーションをとっ て、育ててくれるようにお願いをしています。
彼がオリンピック代表に選ばれなかったのは残念です。ただ、それもすべて本人にかかっています。直輝 はタレント性が非常に高い選手です。今日やったように、これからも自分のポジションで、与えられた仕事をこなす仕事人になるようになれれば、非常に大きな 選手になれるでしょう。練習中も今、話したようなことを彼に指導しています。ゴールを取ることはもちろん良いことです。ただ、チームにとって良い仕事をす るということが大切だということを分かってほしいと思います。毎試合2点を取るような選手ならば、何をしてもかまいません。
ただ、そんな選手は世界を探してもいません。まずはチームのためにプレーをすることが大切です」

(苦しい状況を脱するためには?)
「日 本人の選手は8割以上、もしかしたら9割もいて、お互い話ができるので、しっかりコミュニケーションをとって、意思疎通をはっきりすることが大切です。こ ういった難しい状況であるからこそ、持っている力を信じて、今までやってきた以上のものを出そうとする気持ちが大切です。難しい時期だからこそ、全員が一 緒になって戦うことが大事になると思います」

(練習試合には堀之内やセルヒオらが出場しなかったが?)
「セルヒオは、試合にも出ていますし、その回数や年齢などを考えて、今回は、休みを与え、普段、試合に出られないメンバーが90分やれるようにしました。
小島や山田直、濱田は90分、甲府を相手にして、体の大きい選手を相手に戦うことができました。毎回、全員を30分、40分使うということは選手たちにとって、良いことではないと思います。練習試合のメンバーには90分、できるようなローテーションを組んでいきます。
例 えば梅崎であれば、この間の練習試合でほぼ3年ぶりの90分のプレーだということでした。そういうことを考えると、90分、プレーするということを考えた ほうがいいと思います。彼にとっては今日が2回目の90分でした。それは選手の成長のため、そしてコンディション向上のためになります。原は昨日、30分 出場して、今日は60分、合わせて90分という形です。90分という時間で試合感をつけるためにそういう選択をしました」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

2010年12月 5日 (日)

フィンケ監督退任のメッセージ

少なくともすべての関係者にしてみれば、こういう結果になったことには大きな驚きはなかったと思う。少なくともピッチの上ではとても優れた仕事がなされていたと思うし、チームは一丸となって戦っている。

ただし、クラブが今後、違う考えでチーム作りを進めていきたい、そして将来に関しても違う方針で仕事を進めたいのであれば、そのことについて話し合いをしなければならない。ここ数ヶ月間にわたって、さまざまな議論がかわされてきたが、多くのことを共有できないという状態ならば、無理やり一緒に仕事を続ける必要はない。それならばお互いに別の道を歩むことになるのだ。

私たちは目標を達成するために、チームの改革という旅に出た。プレースタイルを変えなくてはいけなかった。それから世代交代を進めなければならなかった。
このようなピッチの上での改革を進めるためには、監督がエンジンとなってチームを引っ張らなければならないのだ。監督自身が練習によってプレースタイルを変えていったり、選手たちにさまざまなことを教えていったり、仕事を進めていかなければいけないのだ。

そして、蒸気機関車があるとする。蒸気機関車が力強く進んでいくためには何度も何度も石炭を入れなければならない。そして蒸気機関車が前進していこうという段階で後ろからそれまで運ばれてきた石炭が徐々に入ってこなくなってきた、石炭が少なくなってきた。そういう状態ならば、石炭を運んでくる人と一緒にさまざまなことを話し合わなければならない。

そして、ここ数ヶ月間の動きを見ていても分かるように、クラブは今後、違う方針でチーム作りを進めていきたいのだ。もし、共有できることがあまり多くない、もしくは今後違う方針で仕事をしたいのであれば、別々の道を歩むということになる。これはプロのサッカー業界ではよくあることだ。サッカーではすべての人間が、同じ方向を向かない限り、ない限り、成功をおさめることはできない。
そして、いくつかのことについて違う考えを持っているにもかかわらず、無理やり強制的に契約を延長するのは馬鹿げたことだ。それならば、しっかりと決断をして、お互いに別の道を歩むべきだ。そして、お互いにポジティブな関係を保ちながら別れるべきだ。片側の人間に対して「これは良かったが、これは良くなかった、これが悪かった」と後々言うのは良くないことだ。大切なのはポジティブな関係を築いたまま、別の道を歩み始めることだ。そういう考えを持って私はここを去りたい。ポジティブな意見を持ちながら。

何度も何度も私がここにきてから、あちらこちらで人事の異動があったことは、皆さんもご存じのはずだ。このようなさまざまなゴタゴタがあったにもかかわらず、私たちは依頼されたことをしっかりとやってきた。

ここ2年間、新戦力を獲得するような資金はなかったし、それぞれの選手の契約状況にもリスペクトしなければならなかった。このような状況の中で、私たちは徐々にだが、チームを改革していった。今、ピッチの上で躍動的に動いている選手たちを見て欲しい。一丸となって戦うチームができ上がっている。し戦うチームができ上がっている。しかも、とても将来性のある選手たちがたくさん集まってきている。なので、私はとてもポジティブな姿勢を持って、ここを去ることにしたい。とても興味深い経験と思い出をここで作ることになった。

しかし、今、このクラブが置かれているような状況で、私が無理やりここで仕事を続けるというのは正しいことではなかった。なぜならば、さまざまなことについて全く違う考えが生まれているからだ。私は次も必ずどこか外国で仕事をすることになるだろう。まだどこで仕事をするかは決まっていない。でも、外国での仕事にはとても興味深いものがあるし、私に大きな楽しみと喜びを与えてくれた。ただし、その外国で仕事をするときに、英語、フランス語、ドイツ語が通用するような国だと仕事がしやすいものになる。

やはり言葉というのはとても大切な要素だから。例えば、練習中にぱっと一言、選手が何か言ったときに、私はすべて理解することができない。(通訳でもある)雅輝コーチが近くにいれば、すぐに訳せる。でも、いなかった場合はそれをすぐに訳すこともできないわけだし。そういう意味では小さなハンディキャップであることは間違いなかった。そして、さまざまな移籍のことについても話をするときには、ぱっと電話で直接GMもしくは直接社長とすぐに話をしたいときもあるのだ。そういうことはここではできない。言葉の問題があるから。

それから一人の記者の方が、信じられないような、事実ではない報道をしたとき。私は直接、その人間に携帯で電話をかけたかった。直接話をしたかった。たくさんの誤解によって間違った記事が山ほど生まれていた。それを私は直接その記者と話をしたかった。直接話し合って議論し合えば、多くの誤解がなくなっていく。そういうものだ。これはあくまで根本的なことだが、日本語というのはヨーロッパの言語と全く違うわけだから。そういう意味では、私の妻がここ2年間で一生懸命に日本語を勉強し、少なくとも日常会話で彼女はあまり大きな問題なく話し合いをすることができている。素晴らしいことだと思う。

それから一つはっきりと大切なことを言わなければならない。きょうの練習を皆さんもご覧になったと思う。私がここにきたときの、最初の数週間のゲーム形式での練習のときの質の低さと、今の質を比較すれば、本当に選手たちは成長したなと思う。そのことに関しては私自身も満足している。確かに不幸な件もあったし、とてもたくさんの主力級のケガ人が出たこともあって結果がなかなかでなかった。それは、私は今でもとても悔やんでいる。でも、こういう形でチームが成長して、本当の意味での優れたサッカーができるようになった。このことに関して、チームは飛躍的な成長を成し遂げたと思う。

最後になるが、私自身は今回、このような決断をして本当に良かったと思う。私は全く後悔していない。なぜならば、クラブの方とも色々なことについて話し合いをしてきたが、彼らは今後、違う方針でこのチーム作りを進めていきたいとはっきりと言っている。共有することがあまりないのであれば、無理やり一緒に仕事を続けていく必要はない。私はとても良い気持ち、ポジティブな思い出を持って、またこの国を去ることになる。でも、今、人がいなくなるときに、無理やりに「この練習の内容が良くなかった」などと色々なことについて批判的なことは語らないほうが良い。お互いにそのようなことを公の場で語るのではなく、しっかりとポジティブな印象だけを持って、ここでの共同作業を終わりにしたい。

ただし一つだけ、私が謝らなければいけないことがある。それは多くのサポーターの方に対してだ。ここ数週間にわたり、私はたくさんの手紙を頂いた。その中では「あなたは私たちサポーターと一緒に約束をしたじゃないですか。長い旅に出ると言っていましたよね」。そのような内容のメッセージを頂いていた。彼らに対して、私はとても申し訳なく思っている。最終的にこのような形になり、別々の道を歩むことになってしまった。しかし、これはサッカー界ではよくあることだ。私がいなくなることによって喜ぶサポーターもいるだろう。ただし、同時に私がいなくなることによって非常に残念がる、もしくは悲むサポーターも大勢いることを私は聞いているし、実際にとてもたくさんのお手紙などを頂いている。これが、私がここで言いたかったことだ。

2010年5月 5日 (水)

10.05.05 vs名古屋 試合後 フィンケ監督

連敗して迎えた名古屋戦。

コンビネーションからの得点で逆転勝利!

柏木と原口という期待している選手がやっと結果を出した。

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フォルカー・フィンケ監督 Jリーグ第10節 名古屋グランパス戦後のコメント

「今日はとても暑かったですし、私も今日ばかりはスーツではなくこのようなポロシャツを着ました。ちなみにこのポロシャツはヒューゴ・ボス社のとても素晴らしい質の高いものです(笑)。皆さんにもぜひお勧めしたいと思います。
このような、とても暑い気温の中、本当に多くのサポーターの中で、私たちがとても優れた試合を見せることができました。そのことに関して、とても大きな喜びを感じています。確かに前半、ピッチの上でいくつかのことを優れた形で実践することができていませんでした。ただしその内容については、ここで細かく語るつもりはありません。なぜならば、ハーフタイムで私たちはそのことについて話し合いをして、修正したからです。
そして、私たちが決めた2つのゴールですが、両方とも、優れた形でパスをつないでチャンスを作り出すことができていましたし、コンビネーションから生まれたゴールでした。

私たちが今日の試合、空中戦で勝つということはないだろうということは前もって分かっていたことです。そして今日の試合内容、それからこのような結果を残すことができて、私はとても喜んでいます。なぜならば、前回の清水戦でも、チームは優れた、質の高いプレーを見せていました。しかし、あのような結果になってしまったので、外部の方々に対して、私たちが優れたプレーを見せていたことを説明するのはそう簡単なことではありません。今日は、内容だけではなくて、結果もしっかり伴いましたので、本当に大きな喜びを全員が感じとることができたと思います。
そしてこれが、私たちの今年の目標なのです。質の高いゲームを展開すること、私たちのプレースタイルをしっかりと実践すること、そして優れた結果を残すことです。サポーターの皆さんも今日の試合に関してとても満足していただけたと思いますし、数多くのサポーターに、また次の試合でもこのスタジアムに来ていただけることを願っています」

【質疑応答】
(後半すぐの同点ゴール、あのゴールにレッズの前半と後半の一番の違いが表れていたんじゃないかと思いますが、細貝のあとに原口が来て、原口のあとにすぐ、柏木が来て、そういう形の違いがあったんじゃないかと思いますが?)
「まず、前半の最後の15分間、私たちは相手のペナルティーエリアの周辺でとてもたくさんの優れたチャンスを作り出していました。そして私自身も後半に入ってから、しっかりとプレーの質を上げることができたと思っています。特に私たちがポゼッションしたときの各選手の動きが、前半に比べて改善されました」

(田中達也選手が途中交代しましたが、状況を教えてください)
「今、あまり医学的に細かいことをここで言うつもりはありませんし、診断をここでお伝えするつもりはありません。ただし、ちょうど今さっき、ロッカールームで、本人とも話をしてきましたが、あくまであの空中戦で彼が頭を打ったことによって、大事をとって彼を交代させたということです。この交代でとても大切なのは、彼の一昔前までの、もしくは、ついこの間までのケガとは一切関係ないということです。あくまで頭を打って、大事をとって彼を交代させた、それだけです」

(今回、久々に田中達也選手にとっては、中3日の試合でしたが、彼のプレーをどうご覧になっていましたか?また、もし今日の交代で何も影響がないようだったら、マリノス戦のメンバーにも入るのでしょうか?)
「まず、彼の状態に関しては、これからメディカルのスタッフと話し合いをして、それで最終的な判断をしたいと思います。
それから、全体のプレーについてですが、私たちが昨年から蒔いてきた種がだんだん実を結んできているんではないでしょうか。『外が暑いから私たちがまったく走ることができなくなってしまう』ということが起きないように、私たちはしっかりと練習をしてきたわけですし、このような暑い中でもしっかりとした持久力を発揮して 、プレーをみせる、そして自分たちの実力を発揮していく。そのための準備を私たちはずっとしてきたわけですし、それを実際に今日、見ることができたと思っています。」

(このような気候条件で、今日の試合、後半特にグランパスの走力が落ちたにもかかわらず、レッズは最後の最後までディフェンスがしっかりできていたと思います。これは去年1年間を経験して、夏に連敗があって、そういうことが、今シーズンに向けた大きなアイデアとして、ポイントになるような事がありますか?)
「自分の基本的な考えですが、運動量とか『走るための覚悟』とか、そういう強い言葉を使うのを、私は好みません。私はそれより、『プレーする喜び』という言葉を使いたいです。これは私の哲学の一つとしていろんな方に説明しているわけですが、大切なのは、自分たちがボールを持っているときにしっかりとポゼッションしながら走るということです。もちろん、状況によっては、相手に積極的にプレッシャーをかけていって、とても素早く攻守を切り替え、前線に早くボールを送り込むということも必要です。
ただし、状況によっては、私たちがボールを回す、ポゼッションをしていくことによって相手を走らせるという事も、とても大切な要素です。これをいつ、どこでやるのか、タイミングも関係してくることですが、根本的に選手たちは、攻撃のときには、喜んで走ります。しかし、守備のときに走るのはとてもつらい行為になります。
私は、このような事について、いろいろなところで説明しているのですが、まず、そのことをしっかり選手たちが納得してくれなくてはなりません。そして、それが徐々にピッチで表現出来るようになって、選手たちも質の高いプレーを披露することができるようになっているのではないでしょうか。
一人の選手がとても疲れたときに攻撃に絡んでボールを扱うこと、これは確かにとても疲れる動きです。ただし、守備に回されて相手のことを追わなくてはならない、もしくは相手のことを追いかけなくてはいけないという状況になった場合、その選手にとっての厳しさはさらに増してしまいます。
ですので、少なくともボールを持っているときの『プレーする喜び』を選手たちが感じる、これがとても大切なことだと思います。そうすれば最後の最後まで疲れをそこまで感じないまま、走りきることができるのです。
後半の最後の20分間、私は阿部に対して、できる限り攻撃に絡むな、しっかりと守備をして自陣で守備を固めろ、という指示を何度も出していたのです。すべての攻撃で阿部が相手のペナルティーエリアまでいく必要はないと。
しかし、阿部もそうですし、細貝もそうですが、多くの選手たちは『プレーする喜び』をすごく感じることができるようになってきています。これは嬉しいことです。しかし、私たちが2-1でリードしている状況で、無駄に攻撃をしにいって、それによって相手に優れた機会を与えてしまうようなことがあってはなりません。ですので、私はそのような指示を阿部に対して出していたのです。最後の20分間は、すべての攻撃に絡む必要はないと。これでこのことについて話すのは終わりです(笑)」

(柏木選手が移籍後初ゴールを決めましたが、監督の柏木選手に対する今日の印象を聞かせてください)
「柏木陽介はあのゴールだけではなくて、今日の試合で優れたプレーを見せることができていたと思います。ここ数試合に比べて、パスの成功率も上がっていましたし、ボールに触れる回数も増えていました。全体的に見て、プレーの質が前回の試合より上がっていました。柏木陽介のプレースタイルは、本当の意味でのチームプレーヤーであるということ、これが一つの要素だと思います。彼は、ピッチの上に立って、『自分だけがスーパースターだ』というようなプレーを見せるような選手ではいっさいありません。ですので、私の哲学でもあります、みんなでお互い助け合いながらサッカーの喜びを感じていくというやり方、そしてこの哲学に柏木のプレースタイルがとても合っているのです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

2009年12月23日 (水)

091215 フィンケ監督、記者会見(シーズン終了後、帰国前)

シーズン終了後の総括のメッセージ。今季のサッカーを振り返り、来季について語る。

http://www.urawa-reds.co.jp/tools/page_store/news_5346.html

フォルカー・フィンケ監督が、ドイツへの一時帰国を前に、大原クラブハウスでの記者会見に臨みました。

会見では初めに、フィンケ監督から、今シーズンのサポートに対しての感謝の言葉が述べられ、その後質疑応答に。質疑応答では、シーズンの総括や、来シーズンに向けたチーム作り、補強の状況などについてコメントしました。

フォルカー・フィンケ監督

「まず、一番最初のシーズンでの皆さんとの共同作業に関して、感謝したいと思います。今年、さまざまなことが起きましたが、来年以降もぜひ、一緒にとてもいい形での仕事をしていきたいと思っていますし、皆さんもよいお年を迎えることができることを願っています」

(今シーズンを振り返って手応えを感じた部分、ここはちょっとできなかったという課題の点を教えていただきたいんですが)
「まず根本的に、とても大切なことは、私たちの今年からやり始めた新しい仕事の進め方、やり方を選手たちが実践したことです。それからピッチ上のことに関して言えば、ボールオリエンテッドなプレースタイルというものを選手たちが実践したこと、これがとても大切なことでした。

もちろん、この新しいプレースタイルになったことによって、すべてのポジションの選手たちが新しい形でピッチ上での対応を実践しなくてはなりませんでした。そして、今年になって私たちは、将来に向けてとても大切なステップを踏むことができたと考えています。もちろん、私自身も順位表では、さらに上の順位を得ることができればと考えていました。そして私は来年以降も強い意欲を持ってこの仕事をやりたいと思っています。しかし、今年できたことというのは来年に向けての土台になると思いますし、実際にとても大切な最初のステップを踏むことができたので、来年、次のステップを踏むことができると確信しています。

そして、今年のシーズンを振り返ってということで、もう一度繰り返しになりますが、私は実際に昨年までのチームをそのまま引き継いで仕事を行なっていました。もちろん私自身も、夏のあの大きな穴というのはあってはいけなかったと今でも思っています。しかし、私としてみれば、やはりこの実戦でのプレーの仕方に関して、大きな変換をすることができた、そのことに関しては喜びを感じています。

そして昨年までに、すでに知れ渡っていた浦和レッズの顔となる選手たちがいましたが、今年に入って実際に3人の新しい選手がそこに加わりました。それは原口元気、山田直輝、高橋峻希です。私たちのクラブが主力選手の放出ばかりをしていて、新しい選手を獲得していない、という報道があったことを耳にしました。そのことに関して私は少し違和感を感じています。なぜならば私たちは今、お話ししたように別の形で、新たな選手をチームに加えてきたわけですし、私がもともと昨年までのチームをそのまま引き継いだことは皆さんもすでにご存じだったことと思います。

そして来シーズンに向けてですが、来シーズンのスタメンに関して言えば、今年とは違う新たな顔を見ることができるでしょう。場合によっては2人、3人のまったく新しい顔がスタメンの選手として試合に出場するかもしれません。そうすればここ2年間の間で、主力として出ることができる、5、6人の選手が入れ替わったということになります。

そしてこのような改革、変革を行なうときには、そのことについてよくないと思っている人間が出てくるのも自然のことだと思います。実際にこの改革を進めていることについて大半の方々はこれはとてもいいことだと、将来のためになることだと理解して、このことを進めているわけですが、一部の外部の方もそうかもしれませんし、場合によっては一部の選手もこの変革が正しくない、これは自分の求めていることとは違うというふうに感じて、自分に対してのその変革によって得られるメリットがまったくないじゃないかと感じている選手もいました。

しかし、私は今年になってあることを感じ取ることができました。それは、大半のサポーターが、この難しい道が正しい道であり、将来のために必要であるということを理解してくれているということです。これは私にとても大きな力を与えてくれましたし、本当に感謝していることでもあります」

(課題という部分ではどんな点が?)
「すべてのポジションにおいて、新しいプレースタイルをさらに効果的な形で、実践していかなくてはなりません。なぜならば、今年、あくまで効果的、効率的という部分で足りなかったところがあったのが事実だからです。ただしこれは一つの変革が行なわれるときには当たり前のことです」

(もう少し具体的に教えてください)

「これは私たちだけではなく、世界中のクラブに言えることです。一つの新しい改革を進めるとき、やはりまず最初に効果的なプレーというのはなかなかできなくなるものです。新しいプレースタイルを実践するために、多くの選手たちが努力をして、できる限りのことをしようとするわけですが、それが短期的にすぐ結果に結びつくとは限りません。本当の意味で優れた、成熟したチームというのは、ほんのわずかな機会から、とても優れた結果を残すことができます。それを私たちはまだできていません。
しかしそのようなことができるためには、しっかりとしたチームとしての成熟化を進めていかなければなりませんし、そのためには時間も必要です。世界中の他のチームもその分の時間が必要なわけですから。現時点で、私たちは、勝利を収めるために、ものすごくたくさんの得点チャンスを必要としているわけです」

(ちょっと今年の総括からは外れますが、来年、1月6日に代表戦が入ってきそうだということで、早ければ1月2日に代表に選ばれた選手は始動することになって、そこで、もしかしたらU-20の選手が出るかもしれないという話がありますが、イエメン戦に選手が招集されるとなると、レッズからもかなり代表選手が選出されると予想されますが、それによって来年の始動に関して影響する部分がありますか?)

「自分は、そのことに関して、とてもポジティブに考えています。もちろん私は、そのときにどの選手が招集されるかということに関する情報をすでに入手しています。これらの選手は今年のJリーグのシーズンで30試合以上、出たわけではありませんので、彼らが招集されることに関しまして、私はまったく問題も感じていません。逆に彼らにとってはとても大きなモチベーションになると思います。彼らが代表に呼ばれることによって、とてもポジティブな意味での刺激をまた得ることができるかもしれません。将来のためにもなる大切な機会だと私は考えています。そしてU-20の代表チームに浦和レッズの多くの選手が招集されれば、私たちがJリーグアウォーズで得ることができた育成賞は妥当なものであった、という一つの証明になるのではないでしょうか。そして、これらの選手は場合によってはワールドカップ以降のA代表の選手になるかもしれません」

(先ほど、成熟が必要だということをお話になりましたけど、今年、理想とするサッカーがどのくらいできて、さらにその成熟ということに関しては、来年には成熟するのか、どのくらいの時期が必要だと考えているのか?)

「まずサッカーという競技のことを考えれば喜ばしいことですが、サッカー界ではあることが約束される、ということはありませんし、将来に向けてのギャランティというのはないわけです。サッカーで将来何が起きるかがすべて確定されているのであれば、多くの観客がスタジアムに集まることも一切ないでしょう。私たち監督の仕事としましては、一つの方向性をしっかりと打ち出すことがとても大切な要素だと考えています。

昨日の試合で勝利を収めることができたから今日は楽な練習をしようとか、昨日の試合で敗戦を喫してしまったから今日の練習はとてもハードにやろうとか、そういうやり方ではありません。私たちはしっかりとした計画性を持って、一つの方向性を打ち出して、選手たちとともにこの道を進んでいくわけです。これが私たちがやらなくてはいけない仕事ですし、実際にこのような形で、仕事を進めていくことに関して、大きな喜びも感じることができます。今年やってきたことは来年もしっかりと計画性を持って進めていこうと考えていますし、ここで方向性がぶれる、もしくは偶然という要素に任せるということはあってはなりません。そして今年、しっかりとした形で仕事をチームとともに進められましたので、来シーズンは次のステップを踏むことができると思います」

(来シーズンの浦和レッズのサッカーを観るために、参考におうかがいしたいのですが、監督が考える世界標準のサッカーというのは、どう考えていますか?)

「ぜひ、ヨーロッパのベスト5のリーグのサッカーをご覧になってください。イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、それからフランスです。もちろん、南アメリカからも非常に優れた選手が出てくるでしょう。しかし、クラブのサッカーのレベルとして、最も高いレベルを極めているのはやはりヨーロッパのクラブです。そしてここ10年間、ヨーロッパのサッカーにはとても大きな変化というのがありました。1つめは、守備陣でのリベロという存在が一切なくなったこと。そして大きな自由を与えられた10番という選手がなくなったことです。このようなヨーロッパで既に行なわれた根本的なプレースタイルの変革というものを、私はまず最初にここでも導入したわけです。ボールオリエンテッドなサッカーを。しかし、だからといって必ずしも、このようなプレースタイルが攻撃的なサッカーだとは限りません。ボールオリエンテッドなプレーというのは必ずしも、攻撃的サッカーを示しているわけではなくて、攻撃のとき、守備のとき、切り替えのときに自分たちがどのようにボールを中心として動くかを指しているわけです。ですので、このプレースタイルを実践しながら、攻撃的なサッカー、それからある程度、管理されたサッカー、それから守備的なサッカーをすることもできます。一昔前のプレースタイルと、いくつかの選手の動き方に関して根本的な違いがありますが、だからといって、ボールオリエンテッドなサッカーが攻撃的なのか、守備的なのかということを断言することはもちろんできません」

(来年のご自身の契約について、今日もいろんなお話があったかと思うのですが、確定したものがあれば監督の口から聞きたいのですが?)

「今日、自分の契約のことに関しては一切、話をしていません。来年も私はここで監督をすることになります(笑)」

(来シーズンの、監督の中での具体的な目標みたいなものはありますか。たとえば勝ち点とか、ランキングとか)

「目標のことに関しましては発表するのは私の仕事ではなく、クラブの仕事ですし、近い時期にクラブがそのことについて正式に発表すると思います。やはり、1つのクラブの目標を設定するときには、どのような形で選手の補強をすることができたか、それからどのような選手がクラブを去ったか、ということも大きな大切な要素になってきます。ですからそのことに関しましては、クラブともう一度、話し合いがありますし、正式な発表は私ではなく、クラブの方から行なうことになると思います。しかし、私個人的にはもちろん、これはもう既に何度も繰り返してお話していることですが、すべての試合で勝利を収めたいです。しかし、サッカーというのは、そんなに簡単なものではありませんが…」

(来年に関してはもちろん補強の結果を見て戦い方を決めると思いますけど、今年1年改革というか、変化を定着するためにやってきたと思います。来年はいわゆる「土台づくり」をさらに続けていくのか、それとももう少し結果を求めるようにしていくのか、どっちの方向性を取るのでしょうか?)

「まず、先ほど申し上げたように、正式な目標設定の発表に関してはクラブから公表することになりますので、私は、今ここでは何も話したくありません。
しかし、ここでもう一度説明したいと思います。サッカーでは2つのやり方があります。1つめは、自らのプレースタイルを考案し、それを自主的、主体的に実践すること。積極的な、計画性をもってチーム作りを行ない、自分たちのプレースタイルを試合ごとに実践していく。そして自主的に、主体的に動くことによって、勝利を収めようとすること、これが1つのやり方です。

もう1つのやり方は、優れた個を持った、とにかくレベルの高い選手たちを集めて、彼らを同時にピッチに送り出し、相手チームがミスをするのを待って、相手がミスをすればそれを突いてこちらが勝利を収めることができるという、あくまで相手に対して対応するチーム作りです。

私は前者のやり方を実践する者です。自分たちが自主的に動いて、ゲームを組み立てて、主体的なサッカーをして勝利を収められるように努力をしていく。このプレースタイルを長く実践すればするほど、とても優れた順位を残せる可能性が高くなるのです」

(では前者のやり方でもう少し「土台作り」をしながら進めていく、ということですか?)

「レベルの高いところで、コンスタントに結果を残すためには、しっかりとした計画性を持っていなくてはなりませんし、練習をやっているときも、なぜこの練習をやっているのか理解しなくてはいけません。今日の様子によって、今日また明日と、違うことをやろうとして、のらりくらりと練習のメニューを作ることはあってはなりません」

(今年1年間日本で仕事をして、日本のサッカーとJリーグ全体にはどんな印象を持たれましたか?)

「本当に素晴らしい経験をすることができたと思いますし、今まで私が知っていたものとはまったく違うこと、もの、それから世界、がここにはありました。ですので、本当の意味で自らの視野を広げるという意味でも、非常に貴重な体験をすることができたと考えています。
その中でたくさんの喜ばしいこともありました。ポジティブなことを言うとすれば、選手たちの練習に向けての姿勢、向上心、それからしっかりとした技術力、そしてその技術力をチームのために生かそうと努力をする姿勢、それらのものが非常にポジティブなものだと私は感じました。それ以外にも、私がこれまで知っていたヨーロッパとは大きく違ったこともありましたし、これらすべてが非常に貴重な経験でした」

(とくにヨーロッパとの違いを感じたところはなんでしょうか?)

「そのことについては、まだお話をしたくないと考えています。なぜならば、私が今ここで何をお話しようと、わずか1シーズンの経験に基づいて言うことになります。とても大切な質問だと思いますから、そのことに関しては、しっかりした質のある答えをしなければならないと思います。

そしてこれは1つの事実ですが、世界中を見渡しましてもサッカーは最も人気のあるスポーツです。だからこそ、外国に行って言語が分からなくても、言葉が話せなくても、『サッカーは世界中で通用する言語だ』とよく言われるのだと思います。
そしてゴールを決めること、もしくは失点を防ぐこと、これはとても魅力的なことですし、このような状況を生み出すサッカーという競技が世界中の人間に対して、大きな感動を与えています。そして私は今、日本に来ているわけですが、日本では少なくとも私が今まで知っていたような感覚での、サッカーに対しての感覚というものが、それほど存在していないと感じます。それには文化的なものや教育的な背景も関わっていると思います。そして別の意味でのサッカーの楽しみ方があるということを、日本で私は経験することができました。非常に興味深いことだと思います。

もしかしたら、これは私の印象が間違っているのかもしれませんが、ヨーロッパでは、スタジアムに行く観客は必ず、少なくとも子供のころには自らサッカーをしたことがある、サッカーを経験したことがある人ばかりです。しかし、私は、日本に来てオフの日に、ある河原の(土手の)ところで自転車をこいで、サイクリングをしていて、その場で趣味でスポーツをやっている人を見るのですが、なんとなく私の印象として、サッカーが最も人気のあるスポーツではないように感じられます。逆にサッカーをしたことがある観客というよりは、ベースボール、もしくはキャッチボールをしたことがある人の方が多いのではないでしょうか。これはあくまでも私の印象ですが。

これはやはり、とても大きな違いだと思います。1つのサッカーの試合を見るときに、ピッチ上で何が起きているかを理解するときに、やはり自らプレーしたことがあるとないとでは、とても大きな違いがあるからです」

(逆に日本のクラブチームを経験されて、ドイツのブンデスリーガですとか、あるいはドイツ代表チームに対して、見方が変わった点だったり、見直した点だったりはあったりしますか?)

「もちろん国際的な経験を得ることによって、視野を広げることができる、それによって新しい発見があるのは事実だと思います。ただしこれは、とても気を付けた形でここで発言をしたいのですが、日本のクラブに関しても言えることではないでしょうか。さらに外国籍選手の枠を広げて、さまざまな文化からの影響を及ぼすことができるような環境を整えるべきではないでしょうか。やはり違う文化から学べることはたくさんあるわけです。そしていろんな人間が集まれば、それぞれお互いに影響をし合うことによって、さらに成長することができるのではないでしょうか。

ドイツ・ブンデスリーガでは外国籍枠というものが存在しないわけですし、もちろんこれが正しいかどうかは別として、あくまで他の国からやって来た人間、考え方、それから文化などから、さまざまなことを学ぶということに関して言えば、もう少しドアを開いた方がいいのではないかということを私は感じます。実際にイングランドのアーセナルなどは、場合によっては11人の外国籍選手によってプレーしていることもあるわけですし。
今、ウォルフスブルクでプレーしている長谷部 誠選手に関してもそうですが、彼は現時点で、1人のサッカー選手としてドイツでプレーしている。これは、本人の人間としての成長を考えても、とても素晴らしいことだと思います」

(来シーズンはワールドカップイヤーでもあります。選手たちのモチベーションだったり、コンセントレーションを保つのは非常に難しいのではないかと思いますが、監督ご自身もドイツ代表に対して、そういった意味ではモチベーションだったりコンセントレーションであったりを保つことが難しくなったりするのではないかと思うのですが、いかがですか?)

「現在のドイツ代表選手に関して言えば、少し状況は違うと思います。なぜならヨーロッパと日本、これはもちろん一部のヨーロッパ外の国々にも言えることでありますが、やはり日程の組み方がすべて違うわけです。代表の方に何度召集されるか、それから代表が何度合宿をすることができるか、代表が何度の親善試合を企画することができるか、ということに関しましては、ヨーロッパと日本では大きな違いがありますので、そう簡単に比較することはできないと思っています。
ただしこれはあくまで批判というわけではなくて、違いがあるということをお話ししたいだけですし、実際にヨーロッパでプレーしている日本代表選手にとってみれば、これからの6ヵ月間は、そう簡単な時期ではない、と私は思っています」

(選手が今年解散した日に、それぞれの選手に対して練習メニューを渡したということですけれども、それぞれによって違うと思いますが、来年の始動日に共通して選手たちに求めることはありますか?)

「偶然ですが、今、1枚のオフのメニューを持っています。なぜなら、来シーズン私たちのチームでプレーすることになる選手に対して、オフのメニューの説明をしなければならなかったからです。
やはり、レベルの高いところを目指すためには、選手たちも、オフの間の5週間、完全に両足をソファーの上に上げて寝てしまうのはよくないことだと思います。2週間リラックスするのはとても大切なことですが、その後は3週間、それぞれの選手たちがしっかりとしたメニューをこなすことによって、きちんとした体の状態で準備期間を始めてほしいと考えています。

来年の準備期間の最初の3日間で、再び体力測定を行ないます。そして体力測定ですべてのことが見えてきますし、選手たちも嘘を語ることはできません。なぜならば、その結果によって選手たちが5週間何もしなかったのか、それともしっかりとしたメニューをこなしたのかが、すべて数字で証明されてしまうからです。
それぞれの選手たちには、練習をしっかりとこなすために必要なメニューと道具などをすべて渡しているわけですし、それぞれの選手たちは何をしなければならないかということを理解していると思います。そのメニューというのは、それぞれ選手たちの体力測定の結果に基づいて出来上がったものですし、ハートレート(心拍計)なども渡していますので、彼らがしっかりとした姿勢を持って準備してくれることを願っています」

(その体力測定の数値というのは、監督が今年の1月12日に始動したときに選手たちに感じた印象よりも、かなり高いものであるわけですか?)

「その通りです。実際に夏でも体力測定があったわけですが、その結果ではほぼ全員の選手たちのレベルが上がっている、ということが証明されていました。実際に求めていることも、昨年に比べればレベルが高いものになっています」

(ということは、率直に言って、今年の頭に始動したとき、期待しているほどの選手たちのレベルではなかったということも言えるのでしょうか?)

「このような質問のときにはぜひ、1つのチャンスをうまく活用したいと思います。それは『発言をしない』ということです(笑)」

(来シーズンに向けての補強のポイントはどこと考えていらっしゃるかということと、来シーズンの始動日と1次キャンプ、2次キャンプについてはどのように考えてらっしゃいますか?)

「さまざまな日程のことに関しましては、クラブが正式に発表すると思います。
来年のチーム作りに向けていくつかの補強しなければならないポイントがありました。私にとって、とても大切だったのは、左利きの選手を獲得することです。そしてクリエイティビティを持ち、創造力溢れるプレーをすることができ、そして同時に、ゴールを決めることができる選手です。そして私たちのチームには、このような左利きの選手が存在していませんでした。ですので、今日、柏木陽介が私たちのクラブと正式に契約を交わしたことに関して、とても大きな喜びを感じています。

そして守備陣に関しましても、現在いくつかの補強に関してのプランが進んでいます。これはもちろん他のポジションに関しても言えることですが、守備陣に関しましても、新しい顔が入ってくること、新しい選手が入ってくることは、チーム全体にとてもいい影響を与えるものだと思います。
先ほどもお話をしましたが、今年に入って、2~3人の新たな若い選手たちが、スタメンの選手として活躍してきたわけです。ですので、来年再び新たな2人、もしくは3人の選手が先発出場を果たすことができるようになれば、ここ2年間で5~6人の主力レベルの選手が入れ替わったということになりますし、それは将来に向けてのチーム作りとしてはとても大切なことになります。

それからもう1人の、『新加入選手』についても忘れてはなりません。もう皆さんすでにご存じの堤(俊輔)です。一度前十字靱帯を切った後カムバックを果たそうとしたのですが、残念ながら再びケガをしてしまって、ほぼ1年間に渡って離脱してしまった選手です。
しかし、彼は非常に優れた能力を持っていますし、将来性もあります。そして守備では、複数のポジションでプレーすることができる、例えば両サイドバックのポジションでプレーすることができる、優れた選手です。ですから私にしてみれば、彼は新しい戦力ですし、来年に向けての期待も大きなものとなっています。
それから、外国籍選手枠もまだ余っていますので、これもぜひ活用したいと考えています。

またもう1人、外国人でも活用することができる育成枠というものもまだ残っていますので、2人目のC契約というものを利用して1人の選手を新たに獲得したいと考えています」

(アジア枠についてはどうされますか?)

「現時点での私たちのチーム構成の計画としましては、もしそのアジア枠を使うとすれば(来年の)7月になると思います。実際に何人かの選手をしっかりと観察しているわけですが、もしその選手を獲得するということになるのであれば、それは7月になります」

(最後に・・・)

「OK、ありがとう(日本語で)。みなさん、よいお年を」

081216 フォルカー・フィンケ新監督就任会見

フィンケ監督 就任時のインタビュー 改革はここから始まった。

http://www.urawa-reds.co.jp/tools/cgi-bin/view_news.cgi?action=view&nid=448108.12.16

フォルカー・フィンケ新監督就任会見 

16日16時から、埼玉スタジアムボールルームにて藤口光紀代表同席のもと、フォルカー・フィンケ新監督の就任会見が行なわれました。

藤口光紀代表

「去る6日に基本合意に至ったと発表させていただきましたが、今日ここにフィンケ氏をお迎えして発表できることをうれしく思っております。

本当の意味で強くて魅力あるチーム作りをすべき段階に来ているという認識から、チームマネジメントをはじめとする変革に着手しております。浦和レッズが長期的に追い求めるレッズスタイル、本当の意味で強くて魅力あるチーム、ボールも人も動く夢のあるフットボールを構築したい。その実現を目指すために、クラブとチームが

一体となった組織作りを進めています。

そして本日、新しい監督としてフォルカー・フィンケ氏を迎え入れることが決まり、発表することになりました。ドイツはもとより、ヨーロッパでも指導者としての評価が高く、ファンからも絶大な信頼があり、人格者としても知られているフィンケ氏がレッズの監督に就任することを心から喜んでおります。私たちの変革とともに歩み、レッズスタイル実現のためのチーム作りをしていただける人と確信してオファーしたところ、浦和レッズを選んでいただけました。チームの変革ははじまったばかりですが、本当の意味で強くて魅力あるチーム作りという共同作業をしていければと思います。フィンケ監督に対しては、特に質の高いサッカーの実現や選手育成など、チーム基盤の整備に期待しております」

フォルカー・フィンケ監督

「皆さん、はじめまして。まず日本に来ることができて大変うれしいです。また、浦和レッズとの共同作業をとても楽しみにしています。とてもいいサッカーを追及してみたいと思っています。

ドイツのブンデスリーガで400試合、2部で200試合、監督として経験しましたが、こういうビッグクラブで仕事をすることは予想していませんでした。しかし、レッズからオファーをいただいて話を進めていくうちに、自分の中でやりたいという気持ち、好奇心が湧いてきて、お受けすることになった次第です。

なぜならば、このクラブは非常に特別なクラブだからです。自分に与えられた課題は大きな喜びに変わっていくと確信しています。また、今は新しいことをするチャンスが訪れている、そういうタイミングだと思いますので、クラブを成長させていくサポートができればと思っています。特にクラブを強くしていくために、もう一度、教育面に力を入れていきたいです。若い選手と多く仕事をすることによって、それが大きな喜びになっていくと自分は確信しています。

ドイツやヨーロッパからもオファーがありましが、自分がやりたいという好奇心をここまで持たせてくれたクラブは浦和レッズでした。浦和レッズで仕事ができることを、大変楽しみにしております」

【質疑応答】

■契約締結は今日? 契約年数は?
藤口代表「11月下旬にオファーを出し、11月末にお会いしました。その後、12月上旬にオファーを受けて頂けるとフィンケ監督から連絡を受け、基本合意に達しました。そして昨日、来日され、監督本人と詰めの協議を行ない、最終合意に達しました。正式な契約の事務手続きに関しては後日となっておりますが、基本合意にはサインしております。実質的には昨日からのスタートです。契約年数に関しましては、今までもそうですけど、フィンケ監督は長くすればするほど、噛めば噛むほど味が出る監督だと思っております」

■新しいチームで指針とするものは?
フィンケ監督「先日の来日時にレッズの試合をいくつか見ましたが、試合を見て、レッズで働きたいという決意をさらに固めたとも言えます。試合を見て気が付いたことは、現代のモダンなヨーロッパサッカーとは日本のサッカーは違うなということです。私のサッカーに対する基本的なアイデアは、ドイツでもそうでしたが、コンビネーションサッカーと言えるものです。もう一つは、2人か3人のスター選手に依存するのではなく、全員が戦っていくスタイルを貫くことです。そしてもう一つ重要だと思うのは、選手自身が心を持って、正しく足を使って、それぞれが全力でサッカーをするということです。それを私は楽しみにしております」

■今シーズンの順位をふまえて、変化させるべきところは?
フィンケ監督「最終的に一つでもいい順位でシーズンを終えることは大切だと思いますが、そのためには選手たちと哲学を共有して、共通の目標やイメージを持って、毎日のトレーニング、仕事をしていくことが大事です。そして、ピッチで戦う心意気、ゴールチャンスを確実に決めていく、そういうことを作り出すことが大切だと思います。今シーズンの最後は、チームはまとまりに欠けていて、いい終わり方ではなかったと思っていますが、自分はこのクラブで来シーズン、それを改善していく自信があります。それを実現する選手がクラブにそろっていると思うからです」

■コーチ陣の人選は?
藤口代表「昨日から、その話は進めています。フィンケ監督は非常にこだわりを持った人ですから、とことんいろいろな話をしながら、今後決めていくという形になっています」
フィンケ監督「非常に興味深く、重要な質問だと思います。まず、何事においてもそうですが、いい結果を生むためには時間がかかります。そして、私がコーチングスタッフを採用する唯一の基準はクオリティです。ですから、浦和レッズと仕事をはじめるにあたって、今、それを考えているところです。1月に仕事をはじめるときには、日本人とドイツ人のいいミックスを皆さんにお見せできるようにします。誰がコーチングスタッフとなるかは、適切な時期に皆さんにお知らせすることになると思います」

■今季レッズは無冠に終わったが、タイトル獲得の自信は?
フィンケ監督「結果を出す自信はありますが、監督というのはそれを事前に言葉で説明するのではなく、後で実行を伴って結果を残すことによって、それを証明すべきだと思います」

■すでに何人かの選手と話をしたと思うが、どのような話を?
フィンケ監督「実際に何人かの選手とは話をしましたが、誰と話したかについては伏せておきたいと思います。というのも、誰と話したかによって、その選手の評価やランキングというようなものを憶測されるからです。重要なのは、選手と話がはじまったということです。それは、来年に向けて選手たちが方向づけを必要としているからです。これから、選手全員とコンタクトを取るつもりです。また、選手との信頼関係の問題もありますから、誰と何を話したかも内々に留めておきたいと思っています」

■本契約の締結予定は?
藤口代表「昨日、来日していただきましたが、いったんまたドイツに戻られます。新年になって日本においでいただいてから、になると思います」

■若い選手を登用したいということだが、先発メンバーはだいぶ変わる可能性もあるのか?
フィンケ監督「今のチームには、若い選手がアクセントとなる、つまり刺激を与えるということが非常に重要だと私は思っています。ただし、若い選手を成長させるプロセスは一朝一夕でできることではありません。また、31歳、32歳という選手でもピッチで攻撃的にプレーできる選手であれば、ピッチに立たせるつもりです。年齢は関係ありませんし、若い選手とだけ仕事をするというつもりもありません。ただ、先ほども言いましたが、今のチームには若い力が必要だということです。私の目標の一つは、若い選手を育成していくことで、どのくらい成長できるかは選手にもかかってくることですが、期待しています。私が重要な基本原理としているのは、選手が動けるということ。それが大事だと思っています。そして、その選手を決めるのは監督であり、実行していきたいということです」

■日本のサッカーがモダンな欧州のサッカーと違うということだったが、それはどんな点で? また日本のサッカーの情報収集はどうやって誰から聞いたのか?
フィンケ監督「まず最初の質問ですが、私が日本のサッカーを見て思ったのは、ヨーロッパとはプレーや構成が違うということです。ヨーロッパのトップのチームというのは俊敏性もあるんですが、長いプロセスがゲームの中にあると思います。ただ、ここで詳細について言うのは控えます。それは、日本のサッカーの批判と誤解されてしまうかもしれないからです。ただ、その中でも違いはあると思います。数ヶ月後にはチームが変わったというような印象を皆さんに持ってもらえるように頑張りたいと思います。
また情報収集についてですが、2007年と2008年の試合はDVDで見ました。比較的短期間でものすごい多くの資料を見ました。プラス、自分のドイツでの仕事上の関係のある同僚や、ケルンのスポーツ学校の日本人、あとはヨーロッパで働く関係者と連絡を取って、情報収集をしてきました」

■レッズに好奇心を感じてオファーを受けたということだが、決め手になったのは?
フィンケ監督「浦和レッズのオファーを受けた理由はたくさんあるんですが、そのうち重要なことは2つです。一つは私が日本で浦和レッズのホームゲームの試合を見たとき、試合は負けてしまって内容もよくなかったんですが、多くのサポーターが最後まで結束して応援をしていて、非常に感銘を受けたということです。ヨーロッパのサポーターと比較してもネガティブな意味で違いがあると感じました。もう一つが、私がヨーロッパで身につけたプロフェッショナルなサッカーというものをこのクラブに還元したい、という自分の課題を楽しみにしてオファーを受けたということです」

■目指すサッカーをするにあたって、現有戦力だけではなく新たなピースを加えるのか? 来季のチームの編成は?
フィンケ監督「先ほどの回答の繰り返しになってしまうが、このチームには若い選手が必要だと感じました。ただ、年齢が上がったベテランの選手は使わないということではありません。チーム全体に必要なのは若い選手を通して取り入れることのできるアクセントというものが重要です。ただ、他のクラブから誰かを受け入れるなどというのは、早すぎる段階で名前を具体的に挙げてしまうと、また大きな話題になってしまうので、それは避けたいと思います。実際に名前を挙げるのは選手がサインをして、こちらに座ったときに発表できるということだと思いますので、みなさんにももう少し忍耐強く待っていただきたいと思います。
補足ですが、私は予算の少ないクラブで、競争の厳しいクラブで働いていました。その中で若い選手が代表選手に成長していったということがあります。繰り返しになりますが、若い選手が加わることで、このクラブがよくなると思っています。ただ、30歳であってもいい選手であれば私は積極的に使います」

■基本合意から正式契約まで時間がかかっているが、理由は? また、クラブに対して監督としてこれだけは譲れないというものがあるか?
フィンケ監督「契約のサインについては、私は16年間SCフライブルグというクラブで監督をしていまして、1991年に署名をして以来、更新はしていたのですが、新しい契約についての経験というのがあまりありません。ただ、基本合意をしていますから、まったく問題はありません。今後2年間、全力を尽くして働きたいと思います。契約に関してはまったく秘密にしておく必要はありませんので、ビザが取れれば来年からすぐはじめられると思っています。
譲れないものとしては、コーチングスタッフの質やマネージメントなどいろいろありますが、一番は、インサイド、つまりクラブ内のチームスピリットです。結果を残すために私が重要視してきたものです。例えば、私が選手の一人と話し合いをしたときにその内容が次の日の新聞で載ってしまっている。選手が私と話したことをすべて話してしまった。それはお互いの信頼関係に響きますし、結果にも影響してしまうことがあります。ですから、クラブ内で話したこと、選手と内々に話したことを外に漏らさないようにするということが重要だと考えています。ただ、ジャーナリストの皆さんはいろいろなことを知りたいと思いますので、質問していただければ可能な限りお答えしたいと思います」

■フィンケ監督ご自身の人柄を教えて下さい。
フィンケ監督「一言で言うならば、人から『サッカーの話をするととても楽しいよ。でも、あまりプライベートなことは話さないけどね。それはでも彼の仕事ではないからね』と言われる、それがフォルカー・フィンケという人です(笑)」
藤口代表「サッカーをこよなく愛している人、また人を愛している人であります。昨日も、長時間にわたるミーティング、サッカーの話をはじめると止まりません。それが人間フィンケだと思います」

■選手と話をしてどんな印象を持った?
フィンケ監督「非常にいい話ができたと感じています。話すことは監督にとっても選手にとっても非常に大事なことです。本当にいい、コミュニケーションをとることができましたし、お互いにメリットがあったと思います」

■SCフライブルクで16年間、チームスピリットを保つことは大変だったと思うが、何が重要?
フィンケ監督「保つことは確かに大変ですが、可能なことです。重要なのはチームが一つの方向を向いて進んでいくことです。その道は広いこともあるが、ときどき狭くなることもある。でも、進む道は同じ方向を向いているということ。クラブ内では衝突や意見の相違というのは必ず出てくると思いますが、私は調和を大切にする人間ではないので、意見を戦わせてその後に意見が正しくないと思えば譲歩しますし、そういった戦いを経て、浦和レッズはいい方向に進むと思います。同じ方向に向かって進めば必ずいい方向に進むと思います」

■実績のある選手が浦和には多いが、どの観点で先発メンバーを選ぶか?
フィンケ監督「非常にいい質問だと思います。選手の満足感や監督とジャーナリストとの間での衝突にも関わってくるテーマだと思います。私が選手を選ぶときの基準は、チームの中で11人のベストな選手を選ぶのではなくて、ピッチの上で一番結果をよく残せる11人を選びます。ですので、優れたプレーヤーでもベンチに座る可能性はあります。なぜなら、布陣の中でその選手が共に連動していい動きができなければ、メンバーに入れても無意味だからです」

2009年1月 5日 (月)

【アンケート】2009浦和レッズのキーマンは?

2008年7月 4日 (金)

決勝戦、PKの末、フルミネンセ敗れる。ワシントン来日ならず・・・。

チアゴのハットトリックで3-1で勝利したものの、2戦合計で5-5。

延長戦でも勝負つかずに、PK戦へ。

4人目のキッカーはワシントン!!

2008年5月22日 (木)

ワシントンゴールでリベルタドーレス杯 準決勝進出!!

リベルタドーレスカップ 準々決勝

サンパウロ 2-3 フルミネンセ

(1st-leg 1-0) 得点者 アドリアーノ

(2nd-leg 1-3) 得点者 アドリアーノ、ワシントン 2 、ドゥドゥ

ワシントンの2ゴールで強豪サンパウロを破り準決勝進出!!!

ワシントンの動画 ↓

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