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January 23, 2006

国家の品格

「国家の品格」
 藤原正彦
 新潮新書


今とても売れています。

「すべての先進国では社会の荒廃が進んでいる。その原因は、近代のイデオロギーの根幹をなす近代合理精神が限界に達したからだ」

たしかに日本は長いデフレを脱却し、好景気に向かっているというのに、閉塞感を感じます。
相次ぐ凄惨な事件、過去最高を更新する自殺者。
経済界に目を転じると、倫理など無視したマネーゲームが繰り広げられています。
なんだかなあとは感じながらなんでだろうということがわからなかったので、この本を読んでなるほどって思いました。

数学者である著者が、これまで西洋の「論理」だけできてしまったため、世界が破綻しかかっていると警鐘を鳴らします。

「論理だけでは人間社会の問題は解決ができない」といい、その理由を4つあげています。
 1 論理の限界
 2 最も重要なことは論理では説明できない
 3 論理には出発点が必要
 4 論理は長くなりえない


日本に昔からある「情緒と形」を取り戻すことこそ大事なことだと著者は述べます。そのためには、本を読むこと、国語力を高めること。

共感する部分、奮起させられる部分も多く、元気がでる本でした


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